2008年6月29日 (日)

価格据え置き 『平飼たまご』、 鶏卵農家・嶋崎さんの想い

Img_0513  原油や小麦など相次ぐ値上げのなか、鶏の餌となる飼料価格も

 高騰しているため、「平飼たまご」を生産出荷している鶏卵農家

 の嶋崎正司さんに今後の出荷価格について尋ねてみました。

嶋崎さんからは、『遺伝子組換えしていない 非GMのトウモロコシ は プレミアムが

付き高騰していますが、私の所では非GMのトウモロコシ以外の輸入物は殆んど

利用せず、自家配合している飼料の原材料は出来る限り国産を選び、消費者の

方に負担(値上げ)を掛けないよう工夫をしながら努力(最近は餌用のお米を鶏に

与えるなど)しています。経営面で厳しい点は多々ありますが、周りが値上がりした

からと言って便乗する気はありません。 現時点では何とか我慢できる範囲なので、

出荷価格は据え置きで今まで通りでお願いします。』 との有り難いコメントを頂きま

した。

 購入しているお客様からは 「状況は分かっているので値上げは受入れる」 と言わ

れていたので、その旨を再度伝え確認したのですが同じ答えでしたので感謝の気持

ちを伝え、「嶋崎さんから頂いたコメントをそのままお客様にお伝えします」 と話した

ところ、『そうして頂くと嬉しいです。私も頑張れます。』 と嶋崎さんは述べていました。

以上、先ずは皆様にお伝えします。

 

 農と食が不安になっているこれからの時代、このようにお互いの気持ちが通じる

関係が何よりも大切になってくるものと確信しております。

生産と消費の中をとりもつ者として私ども(戸辺)も、一層努力していく所存です。

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