2008年11月23日 (日)

大竹さん「2008 変則植えの収穫結果」

Img_0203   11月23日

  福島県喜多方市の提携生産者・大竹久雄さんのところ

  では、昨年初めてイモチ病の被害に遭い例年より食味を

低下させてしまった反省から、今年の米作りは 『イモチ病対策と品質向上を図るため、

6条植えの田植え機を改良し4条植えで田植えを行なった』 と 9/18 のブログで報告

しました。

 6列植える機械を2列植えられないようにして “4列のみ植える” 訳ですので誰もが

分かるように、収量は単純に1/3減る計算になります。

しかし結果は、心配していた大竹さんの奥さんが訪問時(9/15)に満遍の笑みを浮かべ

「そこそこ穫れそう」 と喜んでいたように、大竹さんの無謀とも思える挑戦は良い結果を

生んだようです。

出荷を控えた11月初旬、 「 最終的に反収はどうだったのでしょうか 」 と尋ねたところ、

『いもち病の発生は抑えられ、収量は田んぼによって異なるが 7~10 俵、平均すると

反収 8.5 俵くらい、平年並みは穫れました 』 との答えが返ってきました。

 入荷後、試食。

例年の食味に戻っていて先ずは一安心でした。

点数を付けるとすると 80~85点。 あえて厳しい採点にしました。

なぜ? 

それは大竹さんのお米の最高の味を舌が覚えているからである。

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2007年7月29日 (日)

有機JAS 認定事業者として継続7年目を更新

Img_0681 有機JASの厳しい基準をクリアして生産された有機(オーガニック) 

 食品に貼付される有機JASマークは、認定事業者 (認定された

             生産者、製造業者、小分け業者、輸入業者) が貼付しますが、

Img_0686_6  有機JAS制度の監視体制の一環として 「認定事業者が基準に

 適合しているか、 記録および格付や表示が適正に行なわれて

 いるかどうか」 という 調査を毎年必ず受けることを義務付け

 られています。 (実施調査は検査員が来店して行なう)

 そのため小分け業者として認定を受けている当店は4月に認定事業者の調査が

 行なわれ、登録認定機関の判定委員会での審議の結果、基準に適合すると認め

 られ、有機JAS認定事業者として継続7年目の認定更新を致しました。

 尚、当店では、有機JASの認定を受けた生産者 (福島・大竹久雄さん) の

 有機栽培米を 精米 ・ 袋詰め (小分け) した時に有機JASマーク (左上写真) を

 米袋に貼付し格付表示しています。 (玄米の小袋詰め時も同様)

 ちなみに有機栽培米とは『農薬や化学肥料を原則として使わずに生産された米』

 のことで、「化学肥料を使わず、有機肥料を使って生産された米」ではありません。

 農水省の意識調査によると、消費者の8割が「後者」であると答え、多くの消費者が

 有機栽培米の意味を誤解していることが分かったと発表しています。

 最後に良い機会なので、表示禁止事項についての説明を追記 しておきます。

 「無農薬」・「無化学肥料」表示は、消費者が一切の残留農薬を含まないとの間違っ 

 たイメージを抱きやすく、優良誤認を招くため表示禁止事項となりました。

 また、「減農薬」・「減化学肥料」表示は、削減の比較基準、割合および対象 (残留

 農薬なのか使用回数なのか) が不明確であり、消費者にとって暖味で分かりにくい

 表示だったため表示禁止事項となりました。

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