毎年の慣例となった “ 生産者訪問 ”。
今年も 9月12日 ~ 13日 に生産者を訪問し、提携米としてお客様にお届けする
お米の田んぼ を見てきました。 【 下記 写真 参照 】
そして、訪問 4 産地それぞれの生産者から 「今年のお米の生育状況等」 を伺い、
「一年分のお米の 契約数量 や 価格 」 について話し合ってきました。

田んぼ を見て回ると大きな被害は見られず先ずは一安心でした。
そして、それぞれの地で 「猛暑が及ぼす品質への影響」 を尋ねてみると、「収穫
してみないと分からないが大丈夫でしょう 」 との答えが各地で返ってきました。
なんとか平年並みは保たれそうです。
反面、各産地で話題になったのが、全農が提示した“各県の22年産米 概算金”。
本年産の北陸・東北各県の概算金が 大幅下落、過去最低金額 になったからです。
ほんの数日前まで “ 戸別所得補償制度 ” が米価の下落を補うと言われてましたが、
それ以上の下落となり、生産意欲の減退 ・ コメ農家の経営悪化などの声が聞かれ
ました。
今回ちょうど良い機会なので、“ 価格 etc” についての私の考えをここで述べさせて
頂きます。

我が国の農業における問題点は米価水準の低下だけでなく、後継者不足、農業者
の高齢化、耕作放棄地の増加、食料自給率の下落、消費減などです。
これらは10数年前から言われてきたことで、こうした状況を少しでも打破するには
「 安ければ良いというのでは無く、お互い様の人間関係を築き、その上で、農家が
これからも作り続けられる “ 再生産可能な価格 ” を基本に組み入れ、そして共に
苦しみを分かち合い 支え合っていく、そういう 関係 からしか解決策は見い出せない」
と私は思っています。
何故なら農業 (一次産業)は 私たちが生きて行くための “ いのち の要 ” です。
その一番大事な “ いのち の要 ” を輸入に頼るのではなく、さりとて 猫の目行政と
言われる国政に任せられない現状でもあるが故に 「自分や孫・子の “ いのち ” は
最低限 自らの手で守り、守られていくしかないのではないか」 と考えるからです。
そのためには、これからも微力ながら努力していこうと思います。

① 山形県 南陽市
「南陽おいしいお米の会」 さん
新品種 「つや姫」
本年産より販売開始
(新米入荷 10月15日頃)
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② 福島県 喜多方市
大竹久雄 さん
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JAS有機米 の 圃場にて
(新米入荷 11月初旬)
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③ 福島県 大沼郡
「あいづ農園」 さん
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特別栽培米 の 圃場にて
(新米入荷 10月15日頃)
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④ 新潟県 新潟市
丸山和政 さん
新潟オリジナルコシヒカリ
の 圃場にて
(新米入荷 10月15日頃)
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